こんにちは!めこです。
2020年に建てた我が家には、薪ストーブが設置してあります。
薪ストーブ歴1年の初心者である私が、実際にひと冬を過ごしてみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
薪ストーブの導入を考えている方は
『薪ストーブって憧れるけど、実際どうなんだろう…』と気になりますよね。
正直、あまり知らずに憧れだけで設置する事はおすすめしません…
事前にデメリットもきちんと知ってから検討してみてください。
まだまだ使い始めて間もないですが、だからこそリアルな使用感を伝えられると思います!
薪ストーブを設置した理由
家を建てるにあたって、旦那がこう言ったのです。
薪ストーブのある家に住みたい…
休日には庭で薪を割って過ごしたいんだ…
わたしもキャンプの焚火だったり、そういう類のものが好きだった事と
旦那の職業柄、1番大変そうな「薪の確保」が出来るという事もあり、特に反対はしませんでした。
薪ストーブのデメリット
まず薪ストーブを1年間使用してみて感じたデメリットを紹介します。
火をつける手間
もちろん薪ストーブの楽しいところでもあるのですが、本格的に冬になると毎日する作業です。
時には余裕のない場面もあり、『エアコンならボタン1つなのに…』と思う事もありました。笑
うちの場合は特に、初めての子供が生まれたばかりで大変な時期だったという事もあります。
温度調節ができない
しっかりと温まり薪ストーブの温度が200度以上になると、部屋全体が暖まります。
不完全燃焼になる危険があるので、薪ストーブは高温を保つ必要があります。
真冬でも半袖・裸足で過ごせますが、むしろ暖まりすぎて室内温度を見ると『え?夏?』レベル。
とは言え外は寒いので、窓を開けて涼しい空気を入れて調節する事ができます。
真冬に窓を開けて『涼しいー!』って言ってる
変な状況にはなる…
部屋が臭くなる
薪ストーブがしっかり温まると煙が部屋に出る事は無いのですが、火を起こす際には多少出てしまいます。
多少どころか最初は慣れていないので、部屋に煙が充満して火災報知器が作動する事件もありました…
薪ストーブを使っていない時に換気をしたり、火を起こす時には窓を開けたりと対策しましたが臭いを防ぐ事はできませんでした。
自分たちはずっと居るので分かりづらいですが、私の家族が遊びに来ると『燻した臭いがする』
遊びに行っても『服に染みついていて臭うよ』と言われました。
正直、わたしが薪ストーブを使っていて1番嫌なのはこの「臭い問題」ですね…
2度目の冬は火を起こす作業に慣れた事もあるし、軽減すると良いのですが…
BBQ行ったあとの服の臭いと同じ。
すす汚れ
積もるという程ではないのですが、薪ストーブを使っていると「すす汚れ」も出てきます。
掃除機をかけた後にフローリングワイパーで床を拭くと、シートが黒くなります。
他には換気扇に付く埃が黒かったり、ポリエチレンの収納ボックスが黒く汚れていた時は
『なにこれ??』と驚きました。(軽く拭けば落ちました)
火傷の危険
薪を追加するときにバチバチッと火の粉が飛ぶ事もあり火傷や、服に穴も開くので充分に気をつけます。
薪ストーブ自体も熱くなり子供が触ったら大変なので、近づけないように柵を取り付け予定です。
薪の樹種によって火の粉の飛びやすさは異なります。
我が家が調達できる薪は、比較的火の粉が飛びやすいスギが多めです。
薪ストーブのメリット
次は薪ストーブを1年間使用してみて感じたメリットを紹介していきます。
火を見て過ごせる
焚火にリラックス効果がある事はもう有名ですよね。
仕事や家事に疲れたときに、ゆらゆらと燃える炎を見つめて過ごし癒される事ができます。
旦那は薪ストーブを眺める用の椅子を購入しました。
お手頃価格なのに見た目も座り心地も良くて、満足ウホ…
身体の芯から温まる
薪ストーブはエアコン・石油ストーブ等にはない「遠赤外線」を発していて、身体の芯から温まります。
遠赤外線は血液循環を活性化させて、新陳代謝の促進や冷え性の改善の効果があると言われています。
温まった後に外出すると、当分身体がポカポカ…
暖房代が浮く
まず薪ストーブ自体が高いのですが、うちの場合薪は無料で手に入るので燃料代はガッツリ浮きます。
冬の暖房代はかなり高くなるので、このまま問題なく使っていければ長期的に見てお得になりそうです。
薪ストーブ料理
初めて薪ストーブを使った昨年は、焼き芋とピザを作ってみました。
焼き芋はサツマイモを濡らしたキッチンペーパー、アルミホイルで包んで放り込んでおけば簡単に出来ました。
ピザは生地から練って、オリーブオイル・ピザソース・具材・チーズを乗せて焼きます。
生地を薄くしたので1分程度で焼き上がり、パリパリと食感も良くとても美味しかったです。
他にも薪ストーブの上部に鍋を置くスペースがあり、煮込み料理に最適です。
客人をもてなせる
まず初めて来るお客さんの反応が良くて嬉しいですね。
ピザを振舞ったときも皆で好きな具材を乗せて焼いて、ワイワイ盛り上がりました。
別荘のような感じで、たまに遊びに行く家として楽しいと思います。
薪ストーブが向いている人
- 焚火が好き、家で火を見て癒されたい
- 手間も楽しめる余裕がある
- 家にオリジナリティが欲しい
焚火が好きで『家でも火を見て過ごしたいんだ!』って人には最適ですね。
火をつけたり薪をくべたりと、手間をかける余裕が必要です。
一般的に珍しく話題にもなるし、お客さんには喜んでもらえます。
薪ストーブが向いていない人
- とにかく便利なものが好き
- 忙しくて時間がない
- 家をきれいに保ちたい
とにかく便利なものが好きで、効率を求めるなら合わないでしょう。
毎日が忙しくて時間がないと、薪ストーブを使う余裕がないかと思います。
潔癖症だったり、なるべく家をきれいに保ちたい人は汚れが気になって仕方なくなりそうです…
薪ストーブまとめ
薪ストーブについて、以前は恰好良くてオシャレなイメージでしたが
実際に使ってみると時間や手間もかかるし、汚れや臭いも気になります。
あまり考えずに設置してしまうと次第に使わなくなり、ただの高額なインテリアになりかねません。
デメリットも充分理解して、使っていける覚悟と環境を整えての設置をおすすめします。