こんにちは!めこです。
私は小学5年生の途中から不登校になり、そのまま学校には行かなくなりました。
それから数年間は家族以外の人とはほぼ会話する事無く過ごしていましたが
その後なんとか働きに出て、今では家庭を持つ事もできました。
私が『不登校』 ⇒ 『引きこもり』にならずに済んだ理由として、大きく2つあったと思います。
- 家族と仲が良かった
- ネット上で友達ができた
この2つについて詳しく書いていきます。
今学校に行っていなくて、このままどうなるのか…と悩んでいる方
子供が学校に行っていなくて将来が不安な方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
学校に行かなくなった
学校が嫌いでした。
幼稚園の頃から泣きわめいて行くのを嫌がる子供で、母は苦労したようです。
特別いじめられた訳でもなく、友達と遊んで楽しい時もあったけど
とにかく「学校」が嫌いで、苦痛で仕方なかった。
教室の中、席に座りながら目をぎゅっと閉じて『あぁ、目を開けたら違う場所に居ればいいのになぁ』と考えていた事を今でも覚えています。
父親が『学校なんて行かなくてもいいんだよ』と言うような人だったのもあり、じゃあもう行かない。と決めました。
何をして過ごしていた?
学校に行かなくなり家でずっと過ごす訳ですが、その間何をしていたのか?
最初はゲームをしていました。家に沢山あったゲームをひたすらする日々。
あとは週に1回図書館に連れて行ってもらい、マンガや本を借りて読んだり(マンガも置いている図書館だった)
家にあるPCのお絵描きソフトで絵を描いたり、タイピングゲームをしたり
途中から犬を飼い始めて、散歩に行ったりもしていました。
私の家はすぐ近くに高校があり、元同級生達もだいたいそこに通っていて
高校生の年齢になると高校のマラソンコースと犬のお散歩コースがかぶって気まずかったです。笑
めちゃくちゃ気まずかった…
やっていて良かったこと
後々考えたらやっていて良かった、役に立ったなと思うこと。
- 読書
- PCを使っていた
学校の勉強をしていなくて困った事は意外とあまり無いです。
ただ読書をしていた事で読めない漢字を調べて覚えたり、文章を読む力はつけられたのかなと思います。(マンガも案外勉強になります)
あ、英語は簡単なものも読めない、書けないので恥ずかしいですね…
PCを使って遊んでいて簡単な操作や、タイピングも自然と出来るようになりました。大人になってPCは必ず使いますからね。
他にも犬の散歩は外に出るきっかけになったり、マンガやゲームは今でも好きで人生の楽しみなので無駄なことは無い気もします。(旦那もゲーム好きで一緒に遊ぶし)
今思えば学校に行かなくなり時間が余っているときに、将来役に立つ資格の勉強であったりを出来ていたらなーなんて思いますが、当時はそんな事考えないんですよね。
家族と仲が良かった
うちは父・母・兄・姉・私の5人家族でした。
父は先に書いた通り『学校なんて行かなくていいんだよ』と言うような自由人で、母は『普通に学校生活を楽しんでほしかった』と悲しんではいましたが、そこまで否定的ではなく
兄は私と似たタイプで学校もあまり好きではなく、対して姉は友達も多く学校大好きな人でした。
とにかく家族と仲が良くて、学校に行かなかった事で煙たがられる事なく過ごせたんです。
- 学校に行かなかった事で引け目を感じる事なく過ごせた
- 年の近い兄妹と常に会話することができた
この2つが大きかったなと思います。家族から学校に行かない事を怒られたり非難されていたら、もっとネガティブな感情を持って閉じこもっていたかもしれません。
家族以外と話す機会はほぼ無くなりましたが、普通に学校に通っていた年の近い兄妹と常に会話をしていたのも間接的に社会と関われていて良かったと思います。
今考えると、とても恵まれた環境でした。
あ、あと当時は団地に住んでいて部屋数が少なく、自分の部屋どころか子供部屋すら無かったので、引きこもる部屋自体が無かったもの良かったのかもしれません。笑
物理的に引きこもる部屋がない…
ネットで出会った友達
16歳になった頃から自宅にあるPCでチャットを始めました。
「10代後半ルーム」などのくくりがあって、年の近い子たちで話せたり
友達機能というものがあって、登録した子と別の日に行ってもまた話す事ができました。
その積み重ねにより、次第に仲のいいグループができ、毎日のようにチャットをしていました。
その子たちは普通に学校に通っていて、そして私は自分が学校に行っていない事を隠していました。
父に『ネットなんだから隠さずに友達作ればいいだろ』と言われましたが、私は逆にネットでバレないからこそ普通の子として過ごしてみたかったのです。
なかには学校に行ってないんだーという子もいたので、隠さずに話して励まし合ったりするのも良いと思いますが
私の場合はネットの中だけでも普通に接してもらえる事が嬉しかったです。
そして年は過ぎ、みんなは高校を卒業したら大学や専門学校に行く人が多かったのですが
高校に行っているフリはできたけど、大学までは…と思い『わたしは高校を卒業したら適当にバイトをする』と話していました。
と、そこで実際にもバイトくらいしなくては!と考える事ができました。そうしたら噓ではなくて本当になる。
(このチャット友達とは実際に会って遊んだり、今でもLINEグループで繋がっています)
母にも『18歳になったら車の免許を取って(田舎だったので車がないと何もできない)バイトくらいして、家にお金を入れないと追い出すよ』と言われていたのもあり、なんとか社会に出ることができたのです。
なんとか教習所に通えた…
子供が学校に行きたくないと言ったら
自分にも子供ができて育児中なわけですが、もし娘が学校に行きたくないと言い出したらどうするか。
私の子供だし充分可能性があるなと…笑
私は学校に行かなかった事で結構苦労もしたので、できたら行ってほしいです。
同世代の子たちとの思い出もできるし、大人になってから共通の話題にもなりますしね。
でも『どうしても無理、行きたくない』と言われたら無理やり行かせなくてもいいのかなと思っています。
ただ、私はコミュ力が低い事がコンプレックスだったので(今もですが若い頃は特に)
それは学校に行っていなかった事もすごく関係していたと思うので、社交的な子にはなってほしいです。
学校に行ってる行ってないよりも、社交的で誰とでも仲良くなれたら人生が楽しいと思うので!
まとめ
学校に行かない理由も人それぞれで、参考にならない方もいると思いますが…
私の場合は、家族と仲が良くて学校に行っていない間も楽しく過ごせて
インターネットで出会った友達と繋がった事で、自分も同じように社会に出たいと思えました。
- 学校に行かない選択をしても受け入れて、楽しく過ごす
- できるだけ外との関わりをもつ(ネットでも良い)
家に閉じこもって外との関わりを持たず過ごしてしまうと、社会とのギャップが大きくなってしまいます。
今ではSNSの種類も増えて、人と繋がる手段がたくさんあります。
ネットで友達を作るなんて危ないから…なんて考えずに積極的に利用しましょう。
私は結婚相手もネットがきっかけで知り合いました。(マッチングアプリですが)
※もちろん悪い人もいるので住所を教えたり自分の写真を見せたり等、軽はずみな行動は慎んで気をつけてください!
充分、気を付けて!